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2023.11.20
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鳥栖市SDW新築注文住宅コラム【断熱工事について】
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鳥栖市、基山町、みやき町、上峰町、吉野ヶ里町、小郡市、久留米市、筑紫野市、筑前町エリアで二階建て住宅、平屋、二世帯住宅、建売住宅などで新築 注文住宅をお考えの皆様こんにちは、サカグチデザインワークス(SDW)です。
今回は
断熱工事
について書いていきます。
断熱工事では、工法をどうするか、どの材料を使うか、はとても重要ですが、選択した工法のメリットを100%生かせるためには、施工業者の知識と技術力が重要です。
断熱材の施工でもっとも大切なのは、建物全体を隙間なく覆って断熱の欠損がないようにすることが重要です。まれに認識不足から浴室やロフトに断熱を施さない業者や、壁には高性能の断熱材を採用しているのに床は効果の低い材料にしているケースが見受けられます。
また、サッシまわりや給気口まわりなどの細かな施工が必要な箇所や木材が複雑に交わっている箇所などで断熱欠損が起こっているケースもあります。ほんの数センチの断熱材の隙間のせいで、窓が結露することもあります。
断熱材でもっともよくつかわれているグラスウール(ガラス繊維でできたもの)は、しっかりと固定されているかの確認が必要です。ある程度住んでからのリフォーム工事の現場で、壁を壊してみるとグラスウールがずれ落ちていることがよくあるからです。
また、板状の断熱材など切って使うタイプのものは、素材そのものの断熱性能に問題はありませんが、板状の固い素材を切って施工するために隙間ができやすいというデメリットがあるので注意したいところです。
断熱工事は隙間なくきれいに入っているか素人でもわかりやすい工事ですので、確認させてもらいましょう。また、断熱材は建物が完成すると見えなくなってしまう場所ですので、写真を撮っておくのもよいでしょう。
断熱材の種類
➀グラスウール
グラスウールの形状はロール状、板状、フェルト状などさまざまあります。いずれも壁の高さに合わせてカットし、間柱と間柱の間に隙間なく詰める。左右に並ぶグラスウール両サイドの耳を重ね合わせて、柱にかぶせてタッカーで止めて固定する。安価でシロアリに強いなどのメリットがある。
②硬質ウレタンフォーム
プラスチックの発泡体で、ガスや水の力で発砲させながら吹きつけるタイプです。吹きつけタイプは細かい気泡で小さな隙間にも接着し、継ぎ目なく充填できるメリットがある。
③セルロースファイバー
綿状のセルロースファイバーを、ホースで送風しながら壁や屋根、床の中に充填する。繊維同士が接着するため安定し、経年変化が少ないメリットがあり、隅々にいきわたるのでコンセントボックスや配管まわりなどにも隙間を生じないメリットがある。