近年、家事をもっと楽に、効率よくできる「家事ラク動線」が注目されています。
家事ラク動線とは、料理や掃除、洗濯などの家事をするための動きや移動をスムーズにする動線を工夫することで、時間を節約でき、負担を減らし、毎日がもっと快適になります。
今回は、おすすめの家事ラク動線をご紹介します。
1. キッチン、パントリー、洗面所を一緒に作る「家事効率動線」
キッチン、パントリー(食材庫)、洗面所を近くに考えるレイアウトが人気です。
これにより、食事の準備をしながら洗濯をする、料理を作りながら掃除をする、などが可能になります。
洗面所が近くにあると、食事の準備や後片付けをしながら、洗濯物を回したり洗面所を使ったりできるので、無駄な移動が減ります。
このような動線を作ることで、家事が効率よく長くなり、家全体も整理整頓しやすくなります。
2. 洗濯物が干しやすい「洗濯ラク動線」
天気に関係なく洗濯物を干せる「室内干しスペース」もよく検討されています。
特に、共働きの家庭では洗濯物を干す時間を気にせずに作業できるスペースが求められます。
洗濯機の近くに干せるスペースを作ったり、乾燥機と一体化したランドリールームを設けたりすることで、洗濯物を取り込む手間が減ります。
また、ランドリールームをリビングや寝室の近くに設置すれば、取り込んだ洗濯物をすぐに片付けられるので、部屋がいつも整理整頓されます。
さらに、ランドリールームにアイロン台や収納棚を置くことで、衣類の整理やアイロンがけもスムーズに進み、家事の負担を軽減できます。
3.玄関近くに収納や手洗いを配置する動線
玄関の近くにこれらを設置すると、外からの汚れをリビングの中に持ち込みにくくなります。
4. 「サブ冷蔵庫(冷凍庫)スペース」や「リビング収納」
少し動線からははみ出ますが「サブ冷蔵庫(冷凍庫)スペース」や「リビング収納」の設置も人気です。
冷凍食品の買置きを別の冷凍庫でストックしたり、小型の冷蔵庫で好きな飲み物をたくさん冷やしておいたりすることができます。
家計も家事も楽になるのではないでしょうか。
また、リビング収納を活用すれば、掃除道具や子供の遊び道具、学用品などをすぐに片付けることができ、部屋がいつもきれいに保て、家の中が整理整頓されやすくなります。
5. 家の中をスムーズに移動できる「回遊動線」
回遊動線にすることで、双方向から目的の場所に移動することができます。
上に書いた人気の動線と絡める事でさらに家事の効率が上がります。
特に人気なのが、水回りを回遊できる動線と、玄関とキッチンをつないで買物した物を収納できる回遊動線です。
回遊動線の為に通路を取ることで無くなるスペースももちろん出てきます。
目的の優先順位をつけて間取りを考えていきましょう!
まとめ
家事ラク動線をうまく取り入れることで、毎日の家事が楽になり、家族との時間も増え、家全体がより快適に過ごせるようになります。効率的で心地よい生活を実現してください。